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プーチンの狙い サンクトペテルブルク・サミット
ロシアのサンクトペテルブルクで十五日から三日間の日程で、主要国首脳会議(G8サミット)が開催される。初の議長国としてサミットに臨むロシアのプーチン政権は、エネルギー安全保障と引き換えに「大国ロシア」にふさわしい地位を手に入れる構えだ。
(サンクトペテルブルク・大川佳宏)
「米国とすべての欧州諸国は、ロシアに健全な民主主義が根付くことを希望する。しかし、ロシアの改革反対勢力が、過去十年の成果を無きものにしようとしている。宗教、マスコミ、市民組織、政党――、市民社会の多くの分野で、ロシア政府は人権を蹂躙(じゅうりん)している――」。チェイニー米副大統領は五月、訪問先のリトアニアでロシアの民主化後退を痛烈に批判し、同問題をサンクトペテルブルク・サミットで提起する方針を明らかにした。
サミットを成功させ、内外に「大国ロシア」の威信を示したいプーチン政権にとって、最大の懸念は米国による民主化後退批判だ。ロシアで初めて行われるG8サミットという最高の舞台で、プーチン大統領のメンツがつぶされる事態は、何としても避けなければならない。
(13日付け本文より)
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