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真実の攻防 沖縄戦「集団自決」から63年

 沖縄戦で起きた「集団自決」の真相をめぐって激しい攻防戦が、法廷内外で展開されている。62年前の沖縄の離島、しかも精神的極限状態の中で発生した一瞬の出来事について、果たして今、揺るぎない一つの事実にたどり着くことなどできるだろうか。「真理はあなたたちを自由にする」(新約聖書ヨハネ福音書8章32節)。この聖句のように、真実が明かされれば、憎悪に満ちた激論にもピリオドは打たれ、当事者の心にも平安や慰め、諦観(ていかん)が訪れるかもしれない。だが、どこにも神のごとき立場で事件の全貌(ぜんぼう)を見聞きし、証言できる人はいない。それでもなお多くの“沈黙と封印”を解き、事実に近づく取材の旅に出た。
(編集委員・鴨野 守)

第3部

  1. 樺太の悲劇(1) ソ連参戦で阿鼻叫喚の住民 捨て身で娘たちを守る老女も 08.6.16
  2. 樺太の悲劇(2) 相次ぐ家族の自決、心中 遺族が自問「愛の極致とは」 08.6.17
  3. 樺太の悲劇(3) 真岡の電話交換手9人の自決 碑文から消えた「軍命」 08.6.18
  4. 樺太の悲劇(4) 逓信精神貫いた乙女たち 「特攻隊のよう」と遺族 08.6.19
  5. 樺太の悲劇(5) “牙”を抜かれた沖縄メディア 米軍、長期統治の悲劇 08.6.20
  6. 戦前教育の罪悪視に反論 「欧米に倣った」と清瀬一郎 08.6.21
  7. 沖縄タイムス 「正確・人権」に欠ける報道 占領下の呪縛引きずる 08.6.23 
  8. 日本軍に助けられた金城氏 あり得ぬ隊長の「自決命令」 08.6.23
  9. 阿嘉、久米島で集団自決なし 大阪地裁判決文に事実誤認 08.6.24
  10. 阿嘉島元船舶兵の深沢敬次郎氏 「死者が知る自決の真相」 08.6.26
  11. 日本軍の要請断る島民 「土民」と書く大江氏こそ蔑視 08.6.27 
  12. 明瞭で厳格なる「軍命」 自決命令の証拠 存在せず 08.6.28
  13. 軍・行政が住民疎開に尽力 「南西諸島守備大綱」で詳細な指示 08.6.30
  14. 数千人を助けた米須清一氏 沖縄戦で示された人間性の気高さ 08.6.30
  15. 重傷の兵士を背負い、救出 沖縄女性の驚くべき決断 08.7.1 
  16. 敵戦車を遮った少女たち 「戦場で、神と天使に出会う」  08.7.2
  17. すさまじい“同調圧力” 一方的「沖縄戦」描写が背景に 08.7.3 New!!


バックナンバー

第1部

  1. 「ナイチンゲール」の虚実(上)/戦場での性描写、友軍による銃殺、終戦ドラマに失望と怒り 07.5.16
  2. 「ナイチンゲール」の虚実(下)/敵の砲弾から看護婦かばう、踏みにじられた遺族の誇り 07.5.17
  3. 「日本の名誉」懸けた裁判/原告負ければ、勢いづく左翼 07.5.17
  4. 居住地域で初の地上戦/米軍が放った銃・砲弾3800万発 07.5.18
  5. 米軍上陸を前にして玉砕覚悟/手榴弾、かま、くわで集団自決 07.5.19
  6. 「集団自決、軍が命令」/沖縄タイムス「鉄の暴風」が最初 07.5.21
  7. 氾濫する「軍命令による自決」/村史にも登場、「定説」に  07.5.21
  8. 「軍命裏付ける証言得られず」/曽野氏、疑問抱き丹念に関係者取材 07.5.22
  9. 「隊長、慰安婦とともに不明死」/偏見に満ちた虚偽の記述 07.5.23
  10. 「鉄の暴風」誕生の背景/「米国の人類愛」を絶賛 07.5.24
  11. 「軍人より住民の証言重視」/「鉄の暴風」の筆者、太田氏が反論 07.5.25
  12. 「素人のたわごと言うな」/曽野氏、太田氏に痛烈な反撃 07.5.26
  13. 「軍命」削除や絶版も/「沖縄ノート」 提訴後も修正せず増刷 07.5.28
  14. 「住民殺すため、銃を」/赤松隊長「そんな武器はない」 07.5.28
  15. 渡嘉敷島民の証言 (上)−軍の命令に言及なし 07.5.29
  16. 渡嘉敷島民の証言 (中)−「自決と部隊は無関係」 07.5.30
  17. 渡嘉敷島民の証言 (下)−「早まったことをしてくれた」赤松氏、自決の報に驚く 07.5.31
  18. 『赤松氏は立派な人』−生存の金城氏、「軍命」否定 07.6.1
  19. 「60年ぶり、心晴れる」梅澤裕元隊長 万感の思い 07.6.2
  20. 教科書記述修正の衝撃(上)−原告の主張重んじ「軍命」削除 07.6.4
  21. 教科書記述修正の衝撃(下)−原告らの苦渋 顧みず 07.6.4
  22. 新聞はどう報じたのか(上)−戦意高揚させた「紙爆弾」 07.6.5
  23. 新聞はどう報じたのか(下)−恐怖与えた尼港・通州事件 07.6.6
  24. 封印された米軍の暴行−米の作家「1万人以上が被害」 07.6.7
  25. 凄絶極めたサイパン−米兵、婦女子らに残虐行為 07.6.8
  26. 「軍の食糧、村民に与えた赤松氏」 比嘉元巡査「地元紙一度も取材ない」 07.6.9
  27. 地元紙、米公文書に「軍命」と報道 「なかった証拠に他ならず」と原告 07.6.11
  28. 飛び出した証言(上)−あふれる反日報道・平和教育、国歌歌わぬ教師に落胆 07.6.12
  29. 飛び出した証言(中)−「軍命令ならば年金支給可能」村長、赤松氏に事情話し懇願 07.6.13
  30. 飛び出した証言(下)−被告、人事記録から「信用できず」 辞令書を示し、照屋氏反論 07.6.14
  31. 兵事主任が手榴弾を配布 「自決強要」の物的証拠、と被告側 07.6.15
  32. 住民の治療を命じた赤松氏 原告側、「手榴弾交付命令説」は詭弁 07.6.16
  33. 島民、赤松氏を信頼・尊敬 島民、赤松氏を信頼・尊敬 07.6.17
  34. 消えた「隊長命令」(1) 生き残った宮城初枝さん証言 「老人子供は玉砕すべし」 07.6.18
  35. 消えた「隊長命令」(2) 「助役から発せられた『命令』」宮城さん、33回忌に娘に告白 07.6.19
  36. 消えた「隊長命令」(3) 自決から35年目、初枝さん謝罪 梅澤氏、感極まり男泣き 07.6.20
  37. 消えた「隊長命令」(4) 助役の弟が詫び状/神戸新聞、梅澤氏の「無実」報道 07.6.21
  38. 「梅澤氏を恨む村民いない」 戦争の証言集める宮里芳和氏 07.6.22
  39. 復興を第一義として自制−梅澤氏手記/沖縄よ、虚構を払拭し真の発展を 07.6.23
  40. 増える「隊長命令」削除本/37年ぶり復刻、山川泰邦氏の著書 07.6.25
  41. 増える集団自決の被害者数/背後に潜む「善意」と「悪意」 07.6.25
  42. 戦前教育は「悪」だったのか?!/見事な武士道体現した人々 07.6.26
  43. 敵が称賛、日本兵の士気の高さ/戦闘放棄した米兵が2万6211人も 07.6.27
  44. 「県が2人にお礼とお詫びを」/中国戦線体験した吉武氏「命令あり得ぬ」 07.6.28
  45. 「証言」に偏る戦争報道/メディアは「えり好み」自制を 07.6.29
  46. 「自決命令」疑わぬメディア、議員/冷静に“証拠”再検証を 07.6.30
  47. 作家・大江健三郎氏の言葉(上) 磨き上げこそ文学の仕事」/「沖縄ノート」35年以上、改訂せず 07.7.2
  48. 作家・大江健三郎氏の言葉(下) 「幾度も書き直し文学的幸福を」/今こそ行動で示す時 07.7.2
  49. 民族の“生命”守った戦い 今日の平和・繁栄の「根」 07.7.3
  50. 「日本軍の残虐」、メディアが発端 真実追究もメディアの使命 07.7.4

第2部

  1. 「歪められた歴史」正す闘い/激論交わす原告側弁護士 07.10.23
  2. 『鉄の暴風』の自決命令の記述 知念氏、法廷で否定 07.10.24
  3. 宮城晴美氏の苦悩(1)−母から託された「真実」を本に、原告側証拠となり、たじろぐ 07.10.25
  4. 宮城晴美氏の苦悩(2)−真実味ない「決定的証言」、同じ証言、既に著書に引用 07.10.26 
  5. 宮城晴美氏の苦悩(3)−かつて「命令はない」と確信、自らの直感まで否定するのか 07.10.27 
  6. 宮城晴美氏の苦悩(4)−母の勇気も、人生の師も捨てて 07.10.29 
  7. 「軍関与」なき自決も 迫る米軍の攻撃が引き金に 07.10.29 
  8. 米、数千人動員して民間人救出 「米軍より日本軍怖い」感覚へ 07.10.30
  9. 相次ぐ米軍の無差別攻撃・暴行 住民、一斗缶鳴らし自衛 07.10.31 
  10. 日本軍に感謝と哀惜の情 長周新聞が載せた県民の証言 07.11.1 
  11. 米軍、戦後は検閲で思想統制 違反者に発行停止、重労働刑も 07.11.2 
  12. 軍民両政府の命令政策伝達 占領軍、沖縄タイムスに期待 07.11.3 
  13. 『鉄の暴風』誕生(1) 全社を挙げて取り組む 「米軍の人類愛で更生」 07.11.5 
  14. 『鉄の暴風』誕生(2) 「沖縄人必読の良書」 シーツ元琉球軍政長官も宣伝 07.11.6 
  15. 『鉄の暴風』誕生(3) 随所に主観・推測 記録文学とは無縁の作品 07.11.7
  16. 『鉄の暴風』誕生(4) 異例の2万部印刷、ラジオ朗読 沖縄タイムス、朝日は真相究明を 07.11.8 
  17. 「集団自決」写真を捏造 米軍=解放軍の視点で描く 07.11.9 
  18. 「捏造」非難されず 引用広がり「歴史の事実」に 07.11.10 
  19. 「11万人」は主催者の“願望” センセーショナルな報道、閣僚動かす 07.11.12
  20. 「次なる戦力確保が目的」 対馬丸記念館の「疎開」説明文  07.11.13 
  21. 住民に銃剣向ける日本兵 祈念資料館、「日本軍憎悪」一色 07.11.14 
  22. 同調圧力(上)−異論唱える人は“非県民”/都合よい記述は間違いでも正さず 07.11.15 
  23. 同調圧力(中)−漫画家小林氏の講演会に奔走/上司から「君の出世はない」 07.11.16 
  24. 同調圧力(下)−「県民大会反対」と投稿した宮平氏/「沖縄県民は保守的」 07.11.17 
  25. 金城重明氏証言(上)−村長の「万歳」実際は聞かず/生存者知らず、家族手に掛ける 07.11.19 
  26. 金城重明氏証言(下)−他の少年と一緒に村民殺害/罪の重荷、「軍命」に転嫁 07.11.19 
  27. 今こそ心からの巡礼を 平和運動では死者を慰められず 07.11.20 
  28. 戦争体験のトラウマ脱却へ 新しい物語 書き伝えて 07.11.21

第3部

  1. 樺太の悲劇(1) ソ連参戦で阿鼻叫喚の住民 捨て身で娘たちを守る老女も 08.6.16
  2. 樺太の悲劇(2) 相次ぐ家族の自決、心中 遺族が自問「愛の極致とは」 08.6.17
  3. 樺太の悲劇(3) 真岡の電話交換手9人の自決 碑文から消えた「軍命」 08.6.18
  4. 樺太の悲劇(4) 逓信精神貫いた乙女たち 「特攻隊のよう」と遺族 08.6.19
  5. 樺太の悲劇(5) “牙”を抜かれた沖縄メディア 米軍、長期統治の悲劇 08.6.20 
  6. 戦前教育の罪悪視に反論 「欧米に倣った」と清瀬一郎 08.6.21
  7. 沖縄タイムス 「正確・人権」に欠ける報道 占領下の呪縛引きずる 08.6.23 
  8. 日本軍に助けられた金城氏 あり得ぬ隊長の「自決命令」 08.6.23
  9. 阿嘉、久米島で集団自決なし 大阪地裁判決文に事実誤認 08.6.24
  10. 阿嘉島元船舶兵の深沢敬次郎氏 「死者が知る自決の真相」 08.6.26
  11. 日本軍の要請断る島民 「土民」と書く大江氏こそ蔑視 08.6.27 
  12. 明瞭で厳格なる「軍命」 自決命令の証拠 存在せず 08.6.28
  13. 軍・行政が住民疎開に尽力 「南西諸島守備大綱」で詳細な指示 08.6.30
  14. 数千人を助けた米須清一氏 沖縄戦で示された人間性の気高さ 08.6.30
  15. 重傷の兵士を背負い、救出 沖縄女性の驚くべき決断 08.7.1
  16. 敵戦車を遮った少女たち 「戦場で、神と天使に出会う」  08.7.2
  17. すさまじい“同調圧力” 一方的「沖縄戦」描写が背景に 08.7.3 New!!



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