レバノン攻撃

イスラエル軍撤退後に部隊展開

ヒズボラ閣僚も支持−レバノン

 【エルサレム7日時事】ベイルートからの報道によると、レバノン政府は七日の臨時閣議で、イスラエル軍の撤退を条件に、イスラム教シーア派武装組織ヒズボラが事実上治安権限を握る同国南部に一万五千人規模の部隊を展開させることを決定した。ヒズボラ出身の閣僚も賛成した。

 レバノン政府が南部での部隊展開を明言したのは初めて。レバノン軍は展開に際し、予備役を招集して要員を確保する方針という。

 国連安全保障理事会では現在、レバノン危機に関する決議案の協議が続けられているが、原案はイスラエル軍の撤退に触れていない上、「自衛権」を根拠とするレバノン国内での軍事作戦継続に含みを残す内容となっている。

 レバノン政府は、決議案がそのまま採択されることへの危機感を強めており、部隊派遣を確約することで安保理の議論に一石を投じ、「イスラエル軍の即時撤退」を決議案に反映させたいとの狙いがあるとみられる。

 イスラエルはかねて、安保理決議に基づくヒズボラの武装解除とレバノン軍の南部展開を求めてきた。ただ、ヒズボラ弱体化を目指す軍事作戦終結のめどは立っておらず、現時点でレバノン政府の決定を受け入れる可能性は低い。



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