■レバノン攻撃
イスラエル軍空爆続行、レバノン側の死者1千人超える生活基盤さらに破壊も【エルサレム7日時事】イスラエル軍は七日、レバノンでの空爆と地上作戦を続行した。レバノンのシニオラ首相はベイルートで開かれたアラブ緊急外相会議で、この日の南部のフラへの攻撃で四十人以上が死亡したと述べた。AFP通信によると、七月十二日以降の軍事作戦によるレバノン側の死者数は千人を超えた。九割以上は民間人という。イスラエル軍は、六日のイスラム教シーア派武装組織ヒズボラのロケット弾攻撃により、国内で十五人の死者が出たことを受け、軍事作戦をさらに拡大する方針。犠牲者の増加に歯止めが掛かる気配はない。 イスラエル紙ハーレツが軍高官の話として伝えたところによると、イスラエル軍は新たに「戦略的な社会基盤施設」や「レバノン政府の象徴的な施設」を標的にする計画。同軍は既に発電所など住民の生活基盤を繰り返し爆撃しており、攻撃がさらに激化すれば、ヒズボラ以外のレバノン当局者や民間人の巻き添えが拡大するのは必至だ。 イスラエル軍は六日夜から七日未明にかけ、レバノンの百五十カ所以上に空爆を加えた。ヒズボラのロケット弾発射装置や活動拠点のほか、道路や橋などが攻撃対象となった。夜が明けてからも、各地で激しい空爆が続いている。 レバノン南部に侵攻したイスラエル軍地上部隊は、二○○○年まで設置されていた国境から六−八`までの「安全保障地帯」に相当する地域に沿って作戦を展開してきた。しかし、イスラエル放送によると、一部の部隊は既にこの地域を越えて進撃している。 一方で、ビントジュベイルなど南部各地でヒズボラとの激戦が続いた。同軍は六日以降の交戦でヒズボラの武装要員少なくとも三十五人を殺害したとしている。また、ヒズボラの反撃でイスラエル兵一人が死亡した。 ヒズボラのイスラエル領内へのロケット弾攻撃も続いている。イスラエル側では、これまでに兵士と民間人合わせて九十五人が死亡している。 |