レバノン攻撃

イスラエル軍、広範囲で作戦展開

兵士6千人投入−レバノン南部

 【エルサレム2日時事】イスラエル軍地上部隊は二日、レバノン南部の広範囲に進軍、イスラム教シーア派武装組織ヒズボラと交戦した。ロイター通信によると、軍は最大六千人の兵士を前線に投入。イスラエルは停戦を求める国際社会の圧力が高まる中、一気にヒズボラの弱体化を進め、軍事作戦の成果を確固たるものにする考えだ。

 オルメルト・イスラエル首相は二日のロイター通信とのインタビューの中で、強力な国際部隊がレバノン南部に駐留するまで戦闘を続けると強調した。

 イスラエル軍放送は、予備役で招集された兵士も初めてレバノン領内での作戦に加わったと伝えた。地上軍の五部隊が戦車や装甲車両で国境地帯から三−六`入った地点に進軍。軍スポークスマンによると、地上部隊は前日に激戦が繰り広げられたアイタシャブなど八つの町や村で制圧に向けた作戦を展開。軍はこのうちブライダなど複数の村を制圧したとしている。

 ただ、ヒズボラも各地で迫撃砲や対戦車砲を使うなどして激しく抵抗。レバノンからの報道によると、ヒズボラはイスラエル軍の戦車やブルドーザーを破壊したと主張している。

 一方、イスラエル軍は二日、レバノン南部カナの避難所爆撃事件を受けて講じた四十八時間の空爆停止措置が終了したことから、本格的な上空からの爆撃を再開したもようだ。

 東部のバールベックでは空挺(くうてい)部隊がヒズボラ幹部拘束作戦を展開。幹部の身柄確保には失敗したが、作戦を支援するための爆撃で住民約二十人が死亡した。また、南部サイダ近郊ではレバノン軍の駐屯地を空爆し、レバノン兵三人が命を落とした。

 ヒズボラもイスラエル領内へのロケット弾攻撃を継続。イスラエル放送によると、ヒズボラはこの日、イスラエル北部に約百五十発のロケット弾を撃ち込み、ナハリヤ近郊で住民一人が死亡した。



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