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ブッシュ再選

 二日に行われた米大統領選挙は一時、オハイオ州での勝敗をめぐって混乱したものの、共和党のブッシュ大統領が民主党のケリー上院議を破って、再選を果たした。米世論の二極化を反映し、まれに見る大接戦だったが、勝敗を分けたポイントを振り返ってみる。
(ワシントン・三笘義雄)
    (上)「最高司令官」の信頼度で勝利/ケリー上院議員 イラク“失政”を攻め切れず 2004.11.5無料公開中
    (中)勝敗分けた宗教票、「価値観」崩壊に危機感 2004.11.6
    (下)民主党に少数派政党転落の危機 上下両院で共和党支配強まる 2004.11.7

     「火曜日の選挙では、二つの巨大なトレンドライン(趨勢=すうせい=)が生じた。一つは南部および西部の広大な地域における民主党の継続的衰退、もう一つは議会における共和党多数派の継続的拡大だ」――政治評論家ドナルド・ランボロ氏は、十一月二日の大統領選の特徴をこう解説する。
    (7日付け本文より)


最終盤・米大統領選

 米大統領選挙は、十一月二日の投票まで残り十日足らずとなった。共和党現職のブッシュ大統領と民主党候補のケリー上院議員の争いはいまだ大接戦で、勝敗の行方は予断を許さない。選挙戦最終盤の主な激戦州の情勢、宗教票、黒人・マイノリティー票の動向などをリポートする。
(ワシントン・三笘義雄)
  1. フロリダ州 中傷合戦がエスカレート/カギを握るヒスパニック票 2004.10.25無料公開中
  2. 東部の「揺れる3州」 カトリックはブッシュ傾斜/失業増のオハイオはケリー 2004.10.26
  3. 西部・南部諸州  ケリー氏は南西部に焦点/嫌われる東部リベラル・イメージ 2004.10.28
  4. 宗教票の行方  福音派固めるブッシュ氏/「同性婚」めぐる州民投票も追い風 2004.10.29
  5. マイノリティー・女性票 分断される民主党伝統基盤/両陣営 「セキュリティー・ママ」に狙い 2004.10.30
  6. ネーダー・ファクター 接戦7州で選挙結果を左右/民主党、登録拒否作戦が一部奏功 2004.10.31
  7. ハルマゲドン選挙  保守対リベラルの天王山/すでに17州で35の訴訟起こる 2004.11.1

     「ハルマゲドン(世界最終戦争)選挙」世論調査会社ゾグビー・インターナショナルのジョン・ゾグビー会長は、ブッシュ、ケリー両候補の大接戦で最後までもつれている今年の大統領選をそう名付けた。同氏は「米国は、文化的精神的に、人口統計学や思想の上でも二極分化している」と指摘。今年の大統領選は「米国内にある“二つの国”が交戦している状態に等しい」と解説する。
    (1日付け本文より)


論戦・米大統領選

 米大統領選挙(十一月二日投票)は、再選を目指す共和党のブッシュ大統領と、これに挑む民主党のケリー上院議員の選挙戦がヒートアップしてきた。テレビ討論での直接対決など論戦がこれからヤマ場を迎えていくのに先立ち、今年の大統領選の争点をテーマごとに取り上げ、両氏の特徴を浮き彫りにする。
(ワシントン・三笘義雄)
  1. イラク・テロ問題 ブッシュ米大統領 「戦時の適性」を実績で強調/ケリー上院議員 単独の「誤った戦争」と断定 2004.9.6無料公開中
  2. 北朝鮮との直接対話 ケリー上院議員 拒否は最も深刻な失策/ホワイトハウス 半島の不安定化を促進 2004.9.22
  3. 国連との関係修復 ブッシュ米大統領 「人間の尊厳」価値共有を訴え/ケリー上院議員 イラク関与説得できずと酷評 2004.9.23
  4. 内政と経済問題 ブッシュ米大統領 「所有権社会」のビジョン提示/ケリー上院議員 雇用減を批判し医療保険推進 2004.9.24
  5. 公教育改革問題 ブッシュ米大統領 「落ちこぼれ撲滅」顕著な成果/ケリー上院議員 特別案なく「予算配分」で攻撃 2004.9.25
  6. 胎児への殺傷 ブッシュ米大統領 犯罪認定の法に署名成立/ケリー上院議員 投票記録は常に中絶容認 2004.9.26
  7. 宗教と政治への姿勢 ブッシュ米大統領 宗教保守派が代弁者と信頼/ケリー上院議員 信仰と政策が大きく「分離」 2004.9.27

     「私の対立候補(ケリー氏)は、自分が“保守的価値観”を持つ候補だと語った。彼の支持者の多くは驚いたに違いない」再選を目指す共和党のブッシュ大統領は今月二日の党大会最終日に行った指名受諾演説で、民主党のケリー上院議員について皮肉たっぷりに語ると、会場からブーイングが沸き起こった。
    (27日付け本文より)


米共和党全国大会を終えて

 先月三十日から四日間にわたり、ニューヨーク市で開催された米共和党全国大会。この大会では、ブッシュ大統領が大統領候補として党の指名を受け、これを受諾する演説が行われた。選挙戦中盤を締めくくる最大の見せ場に、ブッシュ陣営が民主党候補・ケリー上院議員に差をつけるべく取った戦略を検証する。
(ニューヨーク・内藤 毅)
    (上)父の失敗に学び中間層に照準 ブッシュ大統領「思いやりある保守」強調 2004.9.6無料公開中
    (下)ブッシュ陣営、対テロ戦の実績強調 “ベトナムの英雄”に対抗 2004.9.7

 「四年前、誰がこの数年間の出来事を想像し得ただろうか。ある静かな朝、この偉大な都市(ニューヨーク)の中心に悲劇が訪れた」 共和党全国大会最終日の二日夜に行われたブッシュ米大統領の指名受諾演説は、二〇〇一年九月十一日に発生した米同時テロへの言及から始まった。
(7日付け本文より)



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