米移民問題

「移民いない1日」つくり存在誇示−米

中南米系ら100万人が職場放棄

 【サンフランシスコ1日時事】メーデーの一日、移民規制強化に抗議するデモが全米各地で繰り広げられ、米メディアによると、警察推定で百万人以上が参加した。この日は平日だったが、ヒスパニック(中南米系住民)を中心に多数の移民が職場や授業をボイコット。「移民のいない一日」をつくり出し、移民がいかに不可欠な労働力かをアピールした。

 サンフランシスコ市庁舎前には、職場放棄した移民や支持者ら数万人が集結。主催者が「われわれは米国の屋台骨を支えており、合法か違法滞在かは関係ない」と訴えると、聴衆からはスペイン語で「シー(その通りだ)」と大歓声がわいた。

 シカゴ、ロサンゼルスでそれぞれ四十万人が集まったのをはじめ、デンバーやニューヨークなどでも数万人規模が参加した。

 ヒスパニックは米人口の12%を占め、農場や工場、レストランなどの職場では欠かせない戦力になっている。また、千二百万人と推定される不法滞在移民の八割も中南米出身者。連邦議会が不法移民の厳罰化を審議するのを受け、ヒスパニック系団体が団結し、移民の権利向上を目指す抗議行動が活発化した。

 ただ、保守的な地域では、「雇用を奪われる」「社会保障費に重圧」といった理由で不法移民厳罰化を支持する声も根強い。



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