平成21年1月20日

きょう撤退完了も

ガザ駐留のイスラエル軍

 【エルサレム19日時事】イスラエル軍は十九日、パレスチナ自治区ガザからの部隊撤収を進めた。地元メディアは当局者の話として、オバマ次期米大統領の就任式が行われる二十日中に撤退を完了させるとの見通しを伝えている。

 イスラエルとイスラム根本主義組織ハマスはそれぞれ十八日から停戦入りした。同軍によると、同日夜以降はガザからのロケット弾発射が止まるなど、双方とも攻撃を控えているもようだ。

 こうした中、イスラエルは軍事作戦で打撃を受けたハマスが再び軍備増強を図る事態を警戒。ディヒテル公安相はイスラエル放送に対し、「武器密輸は戦闘行為と同様だ」と述べ、確認されれば攻撃も辞さないとの方針を示した。これに対し、ハマス軍事部門スポークスマンは今後も武器調達を続ける姿勢を強調した。

 ロイター通信によると、ガザでは三週間余の交戦で住民の家屋や集合住宅など四千棟が破壊された。ガザ各地の国連が運営する学校には四万五千人が身を寄せたが、帰還先がなくて路頭に迷う住民も多く、生活支援の拡充が急がれる状況だ。


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