平成20年5月30日

オバマ氏 今夏のイラク訪問検討

「出口戦略」の具体化目指す

 【ワシントン29日時事】米大統領選の民主党候補指名争いで優勢なオバマ上院議員は二十八日、遊説先のコロラド州で記者団に対し、指名が確定すれば今夏にイラクを訪問することを検討していると表明した。現地視察を通じて、駐留米軍の早期撤退に向けた「出口戦略」の具体化を目指す。

 米メディアによると、オバマ氏は二○○六年一月に米議員団の一員としてイラクを訪れているが、その後は訪問していない。同氏は大統領就任後十六カ月以内の主要戦闘部隊の撤退を公約に掲げており、訪問が実現すれば、現地司令官や部隊員らから直接話を聞き、撤退の主張に説得力を持たせたい考えだ。

 一方、共和党の指名が三月に確定したマケイン上院議員は同月中にイラクと周辺国を訪問。マケイン氏は、オバマ氏がイランや北朝鮮などとの対話に前向きな姿勢を示しながら、イラク訪問には消極的だと厳しく批判していた。

 オバマ氏がイラク訪問に言及したのは、マケイン氏側からのこうした圧力をかわす狙いがあるとみられる。ただ、マケイン氏は二人で一緒にイラクへ行くことも提案したが、オバマ氏は「政治的演出に巻き込まれたくない」と拒否した。


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