平成20年5月12日

フロリダ、ミシガンの「復権」容認へ

オバマ氏“優位”不動と判断

 【ワシントン11日時事】米大統領選の民主党候補指名争いで優勢なバラク・オバマ上院議員は十日、予備選日程前倒しの懲罰として党全国委員会から八月の党大会への代表権をはく奪されたフロリダ、ミシガン両州の「復権」を容認する考えを示唆した。両州ではヒラリー・クリントン上院議員が得票率で首位だったが、仮に結果を有効と認めても代議員獲得数でオバマ氏の優位は動かない公算だ。

 CBSテレビによると、オバマ氏はオレゴン州での遊説で、「われわれは全候補者が合意したルールに基づいて戦っており、両州を他州と同様に算入するのは公平だと思わない」としながらも、両州が十一月の本選挙で戦略的に重要であることに触れ、「両州民が喜べるようにすることはわたしの利益だ」と語った。

 一方、ウォール・ストリート・ジャーナル紙(電子版)の試算によると、予備選が無効となったフロリダ、ミシガン両州予備選の一般代議員の配分は、クリントン氏が百七十八人、ミシガンで候補者登録を行わなかったオバマ氏が六十七−百二十二人となる見込み。一般代議員の総数(CNN集計)は、オバマ氏千五百九十二人、クリントン氏千四百二十四人と百六十八人の差があり、両州を算入しても優劣は変わらない。

 両州の代表権復活は、代議員数で劣勢にあるクリントン氏が強く要求する一方、オバマ氏はこれまで慎重な姿勢だった。しかし、オバマ氏は二十日にも一般代議員数が過半数に到達する見通しである上、特別代議員(上下両院議員、知事らで構成)も一部メディアの集計で優位に立ったことから、容認に転じた。


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