平成20年5月11日

オバマ氏、特別代議員数で逆転

民主党候補争い クリントン氏絶望的か

 【ワシントン9日時事】米大統領選の民主党候補指名争いで優勢なバラク・オバマ上院議員は九日、勝敗のカギを握る特別代議員(上下両院議員、知事らで構成)少なくとも七人の支持を新たに得た。ABCテレビの集計によると、オバマ氏が獲得した特別代議員数は計二百六十七人となり、先行していたヒラリー・クリントン上院議員の二百六十六人を抜いて逆転。他メディアの集計でもオバマ氏が小差に詰め寄った。

 オバマ氏はこの日、クリントン氏支持からくら替えしたニュージャージー州選出のペイン下院議員、二十日に予備選の行われるオレゴン州選出のデファツィオ下院議員らの支持を得た。クリントン氏も下院議員一人を獲得したが、ペイン氏の離反で上積みはゼロ。今後、オバマ氏に引き離されれば、クリントン氏の逆転勝利は絶望的となる。

 オバマ氏は、残る六つの予備選に基づく一般代議員の配分だけでは、指名に必要な全代議員の過半数二千二十五人に届かない見通し。このため、特別代議員の支持取り付けを加速し、早期の過半数到達を目指している。

 特別代議員には各州の地方議員や党役員、労働組合幹部らも含まれ、メディアの集計によってばらつきがある。CNNテレビの集計ではクリントン氏二百七十二人、オバマ氏二百六十八人と四人差。六日の二州予備選を挟み、約二十人差から大幅に縮小した。

 特別代議員 米大統領選の民主党候補を八月の全国党大会で正式に指名する代議員の一種。各州の予備選・党員集会での得票率に基づいて比例配分される一般代議員と異なり、予備選などに拘束されずに投票権を行使できる。
 全代議員四千四十九人の二割近くに相当する七百九十五人で、上下両院議員、知事、党幹部らで構成される。党大会前の支持候補の変更も可能で、今回はクリントン上院議員からオバマ上院議員に乗り換える動きが相次いでいる。


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