平成20年4月21日

クリントン氏が優勢

あすペンシルベニア州予備選

 【ワシントン20日時事】終盤戦を迎えた米大統領選の民主党候補指名争いは二十二日、大票田の一つ、東部ペンシルベニア州で予備選が行われる。同州ではヒラリー・クリントン上院議員が白人労働者層の支持を固め、一歩リードしている。ただ、同州の結果にかかわらず、代議員の獲得数ではバラク・オバマ上院議員が優位を保つ見通し。決着はすべての予備選・党員集会が終了する六月上旬以降に持ち越される公算が大きい。

 同州での主要世論調査によると、クリントン氏の支持率は3−14ポイント差でオバマ氏を上回っている。オバマ氏は、「労働者が生活苦から銃や宗教に頼る」とした失言が響き、工業の盛んな同州でカギを握る白人労働者層への浸透が進んでいないもようだ。

 一方、ワシントン・ポスト紙の集計によると、八月の党大会で正式に候補を決める代議員の獲得総数は、オバマ氏が千六百四十五人、クリントン氏が千五百四人。クリントン氏がペンシルベニア州で勝利しても、オバマ氏のリードは覆らない見込みだ。五月に予備選が行われるノースカロライナ州などでは、オバマ氏の優勢が伝えられている。

 六月三日まで続く予備選・党員集会をすべて終えても、両候補とも過半数の二千二十四には届かないとみられ、最終的には上下両院議員や知事らで構成する七百九十四人の特別代議員の争奪戦となる。特別代議員の獲得数は現在、クリントン氏の二百五十四人に対し、オバマ氏が二百三十一人と急追している。


[backhome]