平成20年4月19日

逆風オバマ氏、反撃に必死

クリントン氏を「共和党的」と批判

 【ワシントン18日時事】米大統領選の民主党候補指名を争うバラク・オバマ上院議員が、「労働者が生活苦から銃に頼る」とした自らの失言で招いた逆風をはね返そうと必死になっている。討論でオバマ氏への激しい批判を展開した対抗馬のヒラリー・クリントン上院議員の手法を「共和党的」と断じ、反撃に乗り出した。

 「クリントン氏にも他人の落ち度をあげつらう権利はある。だが、そういう手法は、彼女が(大統領夫人当時の)一九九○年代に共和党から攻撃を受けて学んだことだ」――。オバマ氏は十七日、ノースカロライナ州での遊説で、クリントン氏と共和党とを同列視し、中傷戦術の度が過ぎていると非難した。

 クリントン氏は十六日の討論会で、今回のオバマ氏の失言や、同氏が師と仰ぐ黒人牧師による白人敵視発言を厳しく糾弾。また、オバマ氏が政治資金集めで先行しているのをとらえ、ビル・クリントン前大統領が「カネをジャブジャブ使うのがオバマ陣営の戦術だ」との声明を出すなど、夫婦そろってオバマ氏への攻撃を強めている。

 ワシントン・ポスト紙の世論調査によると、「どの陣営が中傷戦術を行っているか」との質問への回答は、クリントン氏が52%、オバマ氏が14%と、圧倒的にクリントン氏に厳しい見方が多い。ただ、クリントン氏は三月に中傷戦術を徹底したオハイオ州などで勝利を挙げている。


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