平成20年4月11日

オバマ氏、イラン外交重視

米大統領候補 最高司令官資質アピール

 【ワシントン8日時事】民主、共和両党の米大統領候補者が八日、上院で開かれたイラク駐留米軍のペトレアス司令官の公聴会に出席し、イラク政策について熱弁を振るい、米軍の次期最高司令官の資質をアピールした。

 民主党候補のバラク・オバマ上院議員はイランとの外交戦略の重要性を強調。ヒラリー・クリントン上院議員は「結果を出せない戦いだ」と述べ、別の脅威に目を向けるべきだとの見解を示した。

 オバマ氏は、米軍が進攻するまでイラクに国際テロ組織アルカイダはいなかったとブッシュ大統領の戦略を批判した上で、「イラクのアルカイダ壊滅と完全な民主主義樹立を目標に掲げるなら、米軍はあと二十−三十年間、駐留する可能性がある」と懸念。さらに「イランとの外交関係を構築しなければイラクの安定は成し遂げられない」と述べた。

 一方、クリントン氏は「消耗した米軍を再構築する必要がある」とした上で、「貴重な戦力と戦費はテロとの戦いなどほかの脅威に投入すべきだ」と話した。

 両氏が早期撤収をペトレアス司令官に迫ったのに対して、共和党候補のマケイン上院議員は「道半ばでの撤退は混乱を生じさせる」と主張した。

時事


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