平成20年3月5日

クリントン氏、瀬戸際の決戦

きょう大勢判明 4州予備選開始

 【オースティン(米テキサス州)4日時事】米大統領選の民主党候補指名獲得に向けた予備選が、米東部時間四日午前五時(日本時間同日午後七時)から大票田のテキサス、オハイオ両州と北東部ロードアイランド州、バーモント州の四州で順次開始された。二月五日のスーパーチューズデー後、予備選・党員集会九連敗の泥沼にあえぐヒラリー・クリントン上院議員(60)にとっては、瀬戸際の決戦。テキサス、オハイオ両州で敗退した場合、選挙戦からの撤退も現実味を帯びる。四日深夜(同五日昼ごろ)にも大勢が判明する見込み。

 四州に割り当てられている代議員数は計四百四十四人。そのうちテキサス州が最大で二百二十八人、オハイオ州は百六十一人となっている。政治情報サイト「リアル・クリア・ポリティクス」の集計では、バラク・オバマ上院議員(46)がこれまでに獲得した代議員数は非拘束の特別代議員を含め千三百九十二人。クリントン氏の千二百七十九人に百人以上の差をつけている。

 民主党代議員は得票率に応じた比例方式で配分されることに加え、二人の戦いはテキサス、オハイオ両州いずれでも接戦となっているため、クリントン氏が四州予備選で形勢逆転に成功する見込みは乏しい。

 オバマ陣営は「今後、六月上旬まで実施される一連の予備選・党員集会で10ポイント以上の大差で勝ち続けなければ、クリントン氏は拘束代議員数で追いつけない」として、同氏に選挙戦からの撤退を勧告している。

 テキサス州の民主党支持層のうち、約三割がクリントン氏に好意的とされるヒスパニック(中南米系)だ。しかし、オバマ氏が数ポイント差でリードしているとの支持率調査結果が複数出ており、クリントン氏の「ヒスパニック票頼み」も決定打とはなっていないもようだ。

 一方、共和党では、ジョン・マケイン上院議員(71)がテキサス、オハイオ両州でマイク・ハッカビー前アーカンソー州知事(52)に圧倒的な優位に立っている。


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