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平成20年2月29日
来月4日、予備選で決着もクリントン陣営 巻き返しに暗雲【ロサンゼルス27日宮城武文】「民主党の大統領指名候補争いに残ろうとすればテキサス州とオハイオ州の予備選挙に勝つことが不可欠だ」とヒラリー・クリントン上院議員の夫、クリントン前大統領が述べるなど、クリントン陣営は大票田の両州で行われる三月四日の予備選を前に危機感を強めているが、バラク・オバマ上院議員の勢いは止まらず、事実上の決着が付く可能性が出ている。クリントン氏はオバマ氏に予備選・党員集会で現在十一連敗中であり、両州で負けた場合、事実上巻き返しは不可能になる。両州での両候補の支持率はオハイオ州でクリントン氏がオバマ氏をリードし、テキサス州では互角の戦いを演じているが、オハイオ州でのクリントン氏のリードはこの二週間ほどで急速に失われており、二月二十五日に発表された一部世論調査では48%対43%と、調査の誤差範囲内にまで追い込まれている。 また、今までリードを保ってきたテキサス州でも一部世論調査で初めてオバマ氏がクリントン氏をリードする結果が発表されるなど、民主党有権者の三分の一を占める中南米系の支持を当て込んできたもくろみも崩れつつある。クリントン陣営の選挙参謀は、両州での予備選結果が「一勝一敗」であれば、今後の巻き返しは可能との立場だが、二敗した場合、三月四日以降の予備選・党員集会は「勝ち馬」のオバマ氏に傾くことは必至だ。 二月二十五日にオハイオ州で行われたオバマ氏とクリントン氏の討論会では、巻き返しを狙うクリントン氏が、激しい言葉でオバマ氏を攻撃。しかし、かえって視聴者にマイナス的イメージを与えたとの見方が多い。少し前までは紳士協定を守ってきたが、北米自由貿易協定(NAFTA)をめぐるオバマ陣営の批判で、クリントン氏は「恥を知れ!」と記者会見で口汚くののしるなど、追い詰められたクリントン陣営の焦りが表面化している。
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