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平成20年2月15日
失速懸念も巻き返しへ民主 クリントン陣営内に悲観論も【ワシントン14日時事】米大統領選の民主党候補指名争いで七連敗し、代議員獲得数でも劣勢となったヒラリー・クリントン上院議員が、巻き返しに向け、三月四日に予備選の行われる大票田のテキサス州などでてこ入れを本格化させた。しかし、今月に残る二戦を落とせば一気に失速しかねないとの懸念が膨らむ中、陣営内には、代議員数でバラク・オバマ上院議員を再逆転するのは困難との悲観論も出始めた。クリントン氏は全敗した首都決戦当日の十二日にテキサス州入りし、十三日は頼みの綱とするヒスパニック(中南米系)の多いサンアントニオなど三カ所を遊説。「問われているのは単なる変革ではなく、生活を向上させることだ」として、景気対策や医療保険改革の具体案をアピールするとともに、「オバマ氏の政策は失敗作だ」と批判のボルテージを上げた。 CNNテレビの集計によると、十四日現在の代議員獲得数はオバマ氏が千二百五十三人、クリントン氏が千二百十一人。予備選・党員集会の結果に拘束されない上下両院議員や知事ら特別代議員を除いた数字では、オバマ氏千九十六人、クリントン氏九百七十七人で、その差は百人を超えた。 クリントン陣営幹部は、ニューヨーク・タイムズ紙に対し、代議員定数の多い三月のテキサス、オハイオ両州予備選、四月のペンシルベニア州予備選で勝っても、「オバマ氏に追いつくのは難しい」との見方を示した。代議員は得票率に応じた比例配分のため、逆転には「圧勝」が不可欠。だが、クリントン氏が20ポイント以上の得票率差で勝利したのは、夫のビル・クリントン前大統領の出身地アーカンソーなど二州にすぎない。 同紙によると、陣営ではテキサス、オハイオ両州に運動を絞ることも検討された。しかし、今月十九日のウィスコンシン州予備選を捨てて惨敗すれば打撃は大きいと判断。同州での討論に応じなかったオバマ氏を批判するテレビ広告を流すとともに、クリントン氏本人も遊説に入ることにした。選対幹部が相次ぎ辞任し、資金面でも劣勢にある同陣営は、綱渡りの対応を迫られている。
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