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平成16年1月27日
米一般教書演説の抄訳(4)

社会政策(上)

自己抑制教育計画を推進

 世界、経済、科学、医学において、われわれは大きな変化の時代に生きている。しかし、勇気、思いやり、尊敬、誠実、信仰・人種の違いへの敬意など、なくならないものもある。われわれが人生の指針にしようとする価値は決して変わらない。それらは、家庭や学校、教会のような基本的機関で徐々に身につくものだ。目に見えない文明の支柱であるそれらの機関は、米国において強固であり続けなければならない。われわれはそれらを守り抜くだろう。われわれは、健全で責任感のある子供たちを育てるのを手助けするために、われわれの家庭と共に踏みとどまらなければならない。子供たちが正しい選択をするよう手助けすることは、われわれ全員の務めである。

 子供たちが行う最悪の決断の一つが、麻薬に彼らの命と未来を賭けることだ。わが政府は、積極的な教育、治療、法的処罰で、親たちがこの問題に立ち向かうのを支援している。高校生の麻薬使用は、過去二年間に11%減少した。違法薬物を使用する若者の数は、二〇〇一年より四十万人少なくなった。私は予算において、違法薬物の需要を減らすために積極的な地域主体の戦略を継続するよう、新たな拠出を提案した。

 学校での薬物検査が効果的であることが分かっている。私は今夜、子供の生命を救うための道具として薬物検査の実施を望む学校のために、二千三百万ドルの追加拠出を提案した。その狙いは子供たちを処罰することではない。「あなたたちを愛している。あなたたちを失いたくはない」というメッセージを送るためである。

 子供たちが正しい選択をするのを手助けするためには、良い模範が必要だ。スポーツ競技はわれわれの社会で重要な役割を担っているが、残念なことに、あまり模範になっていないプロスポーツもある。

 野球やフットボール、その他のスポーツにおいて、ステロイドなどの成績強化薬物の使用は、「目的達成には近道がある」「成績は人格よりも重要」――といった誤ったメッセージを送ることになる。私は今夜、チームのオーナー、組合代表、監督、そして選手たちに対し、正しいシグナルを送り、ステロイドに断固とした態度で臨み、直ちに一掃するため、リーダーシップを発揮することを求める。

 正しい選択を促すため、われわれは、若者たちが直面する危険に進んで立ち向かわなければならない。彼らが話すことが難しい時でさえだ。毎年、十代の若者約三百万人が、彼らを傷つけ、殺し、親になることを妨げる性感染症になっている。私は予算において、家庭がこれらの医学的リスクについて情報を得るのを支援するために、草の根運動を提案する。われわれは、自己抑制教育プログラムのために連邦予算を倍増させる。これによって学校は、「若者による自己抑制は、性感染症を回避するための唯一確実な方法」という厳然たる事実を教えることができる。

 子供たちが今行う決断は、彼らの生涯にわたる健康と人格に影響を及ぼすだろう。われわれ全員――親、学校、政府――は、文化の悪影響に抵抗し、われわれの子供たちに正しいメッセージを送るため、協力しなければならない。

 強い米国はまた、結婚制度を重要視する。われわれの文明の中で最も基本的で永続する制度の一つへの道義にかなった支持を表明する上で、われわれは個人を尊重すべきであると私は信じている。議会はすでに、一九九六年にクリントン大統領によって署名された「結婚保護法」を通過させることで、この件について明確な態度を打ち出した。同法は連邦法の下で、結婚を一人の男性と一人の女性の組み合わせとして保護し、ある州が他州での結婚を再定義してはならないと言明している。

 しかしながら、活動家の判事らは、国民や彼らに選出された代表の意志はおかまいなしに、裁判所の命令によって結婚の再定義を始めた。そのように重大な影響がある懸案については、国民の声が聞かれなければならない。もし判事らが独断的意志を国民に強いることを主張するならば、国民に残された唯一の代替手段は、憲法上の手続きだ。わが国は結婚の神聖性を守らなければならない。


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