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9条加憲より2項削除を


小林 道憲

哲学者 小林 道憲

 「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」

 日本国憲法前文第2段では、このように謳(うた)われている。もちろん、ここで謳われていることには大きな疑問がある。国家と国家はいつの時代でも国益を追求して対立し、自分たちの勢力圏を維持拡大しようとして、紛争を起こすものである。どこでどの国が食指を伸ばしているか分からないというのが、世界の現実であって、国際社会に信頼できるほどの〈公正と信義〉はない。


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