国連憲章以前に自然権ですでに確立


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日本大学名誉教授 小林宏晨

 筆者が集団的自衛権と取り組んだ時期は、防衛研修所(現防衛研究所)の西岡朗氏を座長とする自衛権に関する1983年の「共同研究」においてであった。その成果が87年発刊の『自衛権再考』(知識社)であった。なおこの著書は、横田喜三郎氏(国際法学者、第3代最高裁長官)の評価・推薦を得て「吉田茂賞」を頂いた。筆者は、その「共同研究」で日本が集団的自衛権を国際法的に有しているのみならず、憲法的にも適用できると結論づけた。


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