経済政策の課題残す衆院選


尾関 通允

格差拡大に不満を映す

経済ジャーナリスト 尾関 通允

 第47回衆院選(14日投開票)では、予想通り自民と公明の与党が圧勝した。数字の上では確かにその通りだが、別の角度からの検証も欠かせない。まず、投票率が低かった。もちろん天候が地域によって悪かったことや投票所が遠くなった過疎地が増えたせいもあろう。だが、共産党が勢力を伸ばしたのに対して、民主党は勢力拡大の好機を生かせず党首落選の醜態をも演じた。その他の各党にも選挙前と同じで目につくほどの成果はなかった。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
新規会員登録へ
ログインへ