安倍首相、デパート・日本橋三越本店で買い物


消費増税後初の週末、書籍や食料品を購入

安倍首相、デパート・日本橋三越本店で買い物

 消費税率が8%に引き上げられて最初の週末となった5日、安倍晋三首相が東京都中央区のデパート・日本橋三越本店を訪れ、買い物を楽しんだ。増税による景気への影響が懸念される中、首相は書籍や食料品を購入。自ら消費活動を実践してみせた。

 この日首相は、自らの財布からお金を出して買い物。作家浅田次郎氏の「黒書院の六兵衛」など書籍6冊をまとめ買いした。地下の食料品売り場にも足を運び、レトルトカレーやしょうゆなどを買い求めたほか、靴も購入した。首相が使ったお金は約4万円で、約3000円の消費税を支払った形だ。

 記者団の取材に応じた首相は、消費税が導入された1989年4月に当時の竹下登首相が百貨店でネクタイを購入したことに触れ、「あのときよりだいぶ消費税が高くなったという実感があった」。さらに、「上がった消費税は社会保障のために生かしていきたい」と語り、増税への理解も求めた。