評論家の森本哲郎氏が死去、88歳


世界各地を回り紀行文など多数発表

評論家の森本哲郎氏が死去、88歳

 評論家の森本哲郎(もりもと・てつろう)氏が5日、虚血性心不全のため死去した。88歳だった。東京都出身。葬儀は近親者で行った。喪主は長男進(すすむ)氏。

 東京新聞、朝日新聞の記者を経て、フリーに。世界各地を回り、歴史や文化を考察した紀行文、論評を多数発表した。主な著書に「文明の旅」「森本哲郎 世界への旅」(全10巻、別巻1)、「ことばへの旅」など。テレビキャスターの毅郎さんは弟。自身も情報番組のキャスターを担当し、「テレビ界初の兄弟キャスター」として話題を呼んだ。東京女子大教授も務めた。