人口減少は安全保障にも打撃


ロバート・D・エルドリッヂ

エルドリッヂ研究所代表・政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ

 日本では、少子化および高齢化の両方の問題が進んでおり、先進国の中で最も深刻だ。実は日本は「超高齢化社会」と言われるほどだ。これはさまざまな分野で多くの問題をもたらすが、最も注目されるのは経済だ。しかし、安全保障にも大きな打撃を与える。特に自衛隊の兵力の維持が問題になる。働く人口が減れば減るほど税収が減り、防衛予算は必然的に減る。自衛隊に入る対象年齢である18歳から26歳までの人口が減れば、企業との争奪戦が一層激しくなる。


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