戦後70年首相談話への期待


久保田 信之

大御心を無視した村山談話

NPO法人修学院院長・アジア太平洋交流学会会長 久保田 信之

 今年は大東亜戦争が終結して70年と言う大きな節目の年だ。この70年を振り返ってみるに、まことに残念ながら、平成7年(1995年)8月15日に、時の内閣総理大臣・村山富市が「わが国は、遠くない過去の一時期、国策を誤り、戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々にたいして多大の被害と苦痛を与えました」と、独特の歴史観、戦争観をもとに、いわゆる「謝罪表明」ともいえる「談話」(いわゆる「村山談話」)を公表したのだ。


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