災害に向き合う覚悟を持て


濱口 和久

一丸となり防災対策を

拓殖大学日本文化研究所客員教授 濱口 和久

 東日本大震災以降、日本列島では自然災害が頻発している。今年に限ってみても、毎月のように日本列島のどこかで自然災害が起きている。2月に東日本を襲った記録的な大雪、8月の広島での集中豪雨による土砂災害、9月の御嶽山の噴火、10月には2週連続での大型台風の日本列島への接近・上陸。一番新しいところでは、犠牲者こそ1人も出なかったが、11月22日に長野県北部を襲った長野県神城断層地震。

 戦後、日本では戦争による日本人の犠牲者は1人も出していないが、自然災害による犠牲者の数は4万人を超えている。


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