明治の国づくりと神道、不可欠だった精神的支柱


加藤隆久氏

生田神社名誉宮司 加藤隆久氏に聞く

幕末・維新の混乱の中、明治日本の国づくりが成功した大きな要因は、天皇を中心にした近代国家の形を早期に整えたことで、それに最も貢献したのが石見津和野藩です。

 従来の維新史は薩長土肥が主役ですが、それは主として政治、外交、軍事、経済においてです。しかし、国づくりで重要なのは国民が拠(よ)って立つところの精神であり、それが広く国民に共有されることです。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
新規会員登録へ
ログインへ