急務のエリート養成 日本に欠けた「強きを伸ばす」視点


学力的地盤沈下の恐れ

 いま各国の大学で、優秀な学生を選別し、その資質をさらに伸ばすための施策が進められている。彼らをチャレンジ精神に溢(あふ)れた国家・社会的なリーダーに養成できることが期待されるからである。その施策とは、学生エリート養成プログラムの開発である。プログラムの修了者には、それなりの称号が与えられる。

 この施策は、アメリカ、カナダ、オランダ、中国等10以上の国で成されてきた。実施例はアメリカが最も多く、600弱以上の大学でこのプログラムが稼働している。オナーズプログラムと呼ばれることが多い。


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