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元外交官が「陰謀論」を展開


沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)

 イギリス、米国、イスラエル、ロシア、ウクライナなどに駐在経験のある元外交官の馬渕睦夫氏が19日、那覇市で講演した。講演会主催の「琉球新報、沖縄タイムスを正す県民・国民の会」(我那覇真子代表理事)という名前に「共感した」という馬渕氏は、「私たちは知らず知らずのうちにメディアの報道に洗脳され、それが正しいと思わされている」と指摘した。

 そして、マスコミをコントロールする「真の支配者」の存在が、「ディープステート(国家の内部における国家)」だという。「陰謀論」で知られる馬渕氏に言わせると、国際社会を牛耳っているディープステートはユダヤ系、その思想的背景にあるのが共産主義だという。地上波テレビ局、大手新聞社がその影響を受けるなど、「メディア、学者、知識人を通じて国民を支配している」というのだ。

 ユニークな見解はまだ続く。馬渕氏は、マスコミなどディープステートとの対決姿勢を強めるのがトランプ米大統領だとして高く評価。トランプ政権が倒れたら米国は終わりで、世界は混乱するとまで言い切った。「共産主義が国家の中枢に入って、内部から壊している」という。こうした状況に対抗するためにも「アメリカファースト」が米国に必要なことだと独特の主張を展開した。

 日本もディープステートの影響を受け、「国難に陥っている」という認識だ。昨年成立した出入国管理法を例に挙げ、「自民党にも保守の仮面をかぶっているリベラル派が多い」という。

 「日本を救うのは政治家ではなく皆さん一人ひとり」。こう訴えた馬渕氏は、国難を乗り越えるには、一人ひとりが「和の精神」を持つ国体で、「八百万の神々、国民1億2000万人の個性が国をつくりあげている」ことを自覚することだと語った。

(T)