世界日報 Web版

昨日の敵は今日の友、自責の念晴れた石原隊長


700

歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実
上原 正稔 (33)

 バックナー中将らが立っていた丘陵最東端の真南1キロの地点には日本軍の榴弾(りゅうだん)砲2門が草木で擬装され、じっと隊長の発射命令を待っていた。野戦重砲兵第1連隊長の石原正一郎大尉は砲弾が8発しか残されておらず、その砲弾の標的がくるのを今か今かと待っていた。

 「真北の断崖上の大物を狙え。全弾発射!」と命令を下した。榴弾砲2門が次々と発射された。初弾が目標地点に命中し、黒い煙が上がった。全弾を射ち尽くす前に敵の反撃が始まった。砲弾がビュンビュン飛んできて、白煙を上げた。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
新規会員登録へ
ログインへ