辺野古移設阻止へ手を打つ玉城デニー沖縄県知事


岩屋毅防衛相(左)と玉城デニー知事

日米合意覆す材料はなし、防衛相との会談も平行線

 「あらゆる手段を使って辺野古に新基地を造らせない」。このことを公約に当選した沖縄県の玉城デニー知事は、就任から約1カ月の間に、普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設を阻止するため、政府側と協議するとともに、米国を訪問して要請をするなど次々と手を打っている。ただ、日米両政府の合意を覆すだけの材料は持ち合わせていない。政府側との歩み寄りも厳しい情勢だ。(那覇支局・豊田 剛)

 岩屋毅防衛相は10日、就任後初めて沖縄県を訪れ、県庁で玉城知事と会談した。報道陣にすべて公開された中で、玉城氏は改めて辺野古移設の断念を要求した。


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