玉砕した伊江島、「集団自決」強要なし


玉砕した伊江島、「集団自決」強要なし

国のために軍民一体で戦う

 今年、戦後70年を迎える。戦争経験者の多くが他界または高齢になり、記憶の風化を心配する声が強まっている。沖縄では、戦争の記憶がほとんどない幼児期に終戦を迎えた世代が証言者となり、事実と違った沖縄戦がメディアを通じて広まっている。日本軍が壊滅状態となった伊江島で少年義勇兵として戦った玉城幸助氏は今年、米寿を迎えることを記念して「玉砕の島 伊江島戦 体験記」を自費出版した。玉城氏に伊江島の戦いについて聞いた。(那覇支局・豊田 剛)

 ――沖縄戦の当時は16歳の若さですが、なぜ兵に志願したのですか。


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