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デモ弾圧激化のシリア西部ホムス、人権団体が現地状況を報告


2月9日、反政府デモへの激しい弾圧が行われているシリア西部の都市ホムスでは、臨時クリニックが遺体であふれ、銃撃を受けた負傷者は治療が受けられずに道路で死亡するような状況が続いている。ホムス近郊で8日撮影。提供写真(2012年 ロイター) [拡大]
 【ベイルート 9日 ロイター】 反政府デモへの激しい弾圧が行われているシリア西部の都市ホムスでは、臨時クリニックが遺体であふれ、銃撃を受けた負傷者は治療が受けられずに道路で死亡するような状況が続いている。国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)」が、住民の証言をまとめた報告書で明らかにした。

 ホムスでは3日夜からアサド政権軍による砲撃が激化。過去1週間弱の死者は300人以上に達し、負傷者は数百人に上るという。

 ハリディヤ地区の住民はHRWに対し、体の一部を失った負傷者らが市街地に取り残されているが、砲撃が続いているため、負傷者をクリニックに移送できないと述べた。

 別の住民は、6日にはハリディヤ、バブアムロ、ワディイランの各地区で砲撃があったと明らかにした。他の住民と協力して負傷者10人を救助しようとしたが、砲撃を受けたため移動できず、負傷者は失血死したという。

 またバブアムロ地区の住民は、同地区には安全な避難所などは存在せず、逃げ道もないと述べた。「パンも医薬品もない」とし、動くものはすべて狙撃されると語った。

 ホムスは100万人近い人口を有するシリア第3の都市。同国で昨年3月に始まった反政府デモの中心地となっており、最も激しい弾圧が行われている。

2012/02/10 15:04

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