超党派で「変革」目指す―マケイン氏が指名受諾演説
米共和党大会

9月5日、米共和党全国大会で大統領候補に指名されたマケイン上院議員が受諾演説を行った(2008年 ロイター/Mike Segar) [拡大]
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【セントポール(米ミネソタ州)5日早川俊行】米共和党の全国党大会で大統領候補に正式指名されたジョン・マケイン上院議員(72)は4日夜(日本時間5日昼)、ミネソタ州セントポールの屋内施設エクセルエナジーセンターで指名受諾演説を行った。マケイン氏は民主党議員とも協力して問題解決に取り組んできた過去の実績を前面に出しながら、「民主党員や無党派層も私とともに(国に)奉仕してもらいたい」と訴え、超党派で「変革」の実現を目指す意向を表明した。
共和、民主両党が党大会で正副大統領候補を正式に選出したことを受け、11月4日に投票が行われる大統領選は本選の段階に入った。現時点では民主党候補のバラク・オバマ上院議員(47)が支持率で一歩リードしているが、接戦になることが予想される。
マケイン氏は受諾演説で「私は一匹狼(おおかみ)と呼ばれている」とアピールするなど、全体的に無党派などの取り込みを意識した内容となった。保守派に人気が高い副大統領候補のサラ・ペイリン・アラスカ州知事(44)が共和党内を固め、マケイン氏は党外に支持を広げていくという「役割分担」で本選勝利を狙う戦略とみられる。
マケイン氏は「浪費するだけで何もしないワシントンの連中に前もって警告しておく。変革の時が来た」と、自らこそ「変革の旗手」であると宣言。また、ベトナム戦争で5年半の捕虜生活を送ったときの体験を紹介しながら、「捕虜になったとき、自分の国を強く愛するようになった」と、国家への誇りや忠誠心の強さを強調した。
外交・安全保障問題では、グルジアに侵攻したロシアについて「ロシア帝国再建の野望を推進している」と非難。「冷戦に戻る必要はないが、世界の平和と安定を脅かす侵略行為に目をつぶるわけにはいかない」と、対決姿勢を鮮明にした。
また、「私は脅威に対処する準備ができている。軍隊がどのように機能し、どのように平和を確保すべきか知っている」として、最高司令官に必要な資質と能力を備えていることを強調した。
1日から4日間の日程で開催された共和党全国大会は、マケイン氏の指名受諾演説で閉幕。同氏は今後、ペイリン氏とともに、激戦州を中心に選挙運動を加速させる。
2008/09/05 18:32