クリントン氏が勝利―ペンシルベニア州民主党予備選
代議員数はオバマ氏が依然リード

4月22日、米大統領選挙の民主党候補指名争いはペンシルベニア州予備選でクリントン上院議員が勝利(2008年 ロイター) [拡大]
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【ワシントン22日早川俊行】米大統領選の民主党候補指名争いは22日、東部ペンシルベニア州で予備選が行われ、ヒラリー・クリントン上院議員(60)が勝利した。ただ、代議員獲得数ではバラク・オバマ上院議員(46)が依然大きくリードしており、クリントン氏は今回の勝利で選挙戦継続へ勢いを保ったものの、厳しい状況に変わりはない。
得票率はクリントン氏が55%、オバマ氏が45%。
大票田最後の予備選となるペンシルベニア州で、オバマ氏が勝利するか、敗れても得票率が5ポイント以内の差なら、同氏指名獲得の流れが強まると見られていた。だが、同州はクリントン氏の支持基盤である白人、高齢者、ブルーカラー層の割合が高く、同氏がオバマ氏に10ポイントの差を付けた。
6月3日まで続く残りの予備選・党員集会で、クリントン氏がオバマ氏の獲得代議員数を追い抜くのは困難な状況。だが、ペンシルベニア州を制したクリントン氏は、11月の本選で勝敗を左右する大票田で強いことを宣伝材料に、約800人いる特別代議員(上下両院議員や知事らで構成)のうち、まだ態度を表明していない約300人の取り込みを図る戦略だ。
同州フィラデルフィアで、支持者を前に勝利宣言したクリントン氏は「皆さんのおかげで、流れが変わってきた」と、逆転に強い意欲を示した。
一方、オバマ氏は当初、同州でクリントン氏に支持率で20ポイント近く引き離されていたが、追い上げた。同氏は「大都市から小さな街まで州内を飛び回り、その差を縮めた」と述べ、善戦したとの認識を示した。ただ、「労働者が生活苦から銃や宗教に頼る」との失言が響いた。
オバマ、クリントン両氏による次の対決は、5月6日に行われるノースカロライナ、インディアナ両州の予備選。ノースカロライナ州ではオバマ氏が優勢だが、インディアナ州では拮抗(きっこう)している。
すべての予備選・党員集会が終わっても、両氏とも指名獲得に必要な代議員数2024には届かない見通しで、特別代議員の判断が勝敗を左右する可能性が高い。
2008/04/23 13:15