アラスカ北極圏、海岸浸食で動物の生息地に影響=米研究

7月2日、多くの野生動物が生息するアラスカ北極圏の湿地帯で海岸浸食が急速に進んでいるとの研究結果が明らかに。写真は、北極圏野生生物保護区で撮影。米国野生生物部提供(2007年 ロイター) [拡大]
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【アンカレッジ(米アラスカ州) 2日 ロイター】 多くの野生動物が生息し、石油開発をめぐる議論の的でもあるアラスカ北極圏の湿地帯で、海岸浸食が急速に進んでいるとの研究結果が2日明らかになった。同地帯を海洋波から保護する役割を担っていた海氷が消失したことが原因とみられるという。
米地質調査所(USGS)の研究者らは、衛星データや航空写真から収集した地図を分析した結果、アラスカ北極圏最大の湖のテシェクプク湖の北側で1985―2005年の浸食スピードが、その前の30年間に比べ2倍に加速したと指摘。中には、過去数十年で海岸線が0.9キロメートル入り込んだ場所もあったという。
さらに、もともと淡水だった湖に海水が入って渡り鳥などの野生動物の生息地が失われたり、沿岸の人工インフラにも損傷が出ているとしている。
北極気候影響評価によると、アラスカなどの北極圏では過去60年間に冬季の平均気温が摂氏3―4度上昇しており、地球温暖化の影響が顕著となっている。
2007/07/03 13:09