プリウス急加速でトヨタ「問題なし」
予備調査結果を発表
【ロサンゼルス宮城武文】米国トヨタは15日、カリフォルニア州サンディエゴ近郊で、2008年型プリウスを運転した男性が車両の制御が不能で急加速したと通報した問題について、当該車を再テストした結果に基づき「問題はなかった」とする予備的調査結果を発表した。
同問題は、トヨタのリコール問題が全米で大きなニュースになっている中で起きたもので、運転中の男性が警察に緊急連絡したときの通話や「もう絶対トヨタには乗らない」とした男性のインタビューが米CNNテレビなどで大きく取り上げられた。
トヨタは技術陣を緊急派遣して、当該車の再テストなどにあたったが、ブレーキを踏んでも急加速を止められなかったとする男性の証言は「矛盾する」として、2日間にわたる調査では、問題が発見できなかったとしている。
同調査には、米道路交通安全局(NHTSA)の調査陣も参加、同様な予備的結果を発表している。
トヨタのリコール問題は、中間選挙が行われる「政治の年」ということもあって、米議会で政治問題化する動きも出ており、米マスコミの報道も加熱する傾向にある。しかし、今回の通報問題では、運転者が巨額な債務問題を抱えていることが判明するなど、発言が首尾一貫しない点も出てきて、信憑性を問う声も出ている。ニュース報道に便乗した「偽証言」「でっち上げ」は米国ではかなり頻繁に起きることもあり、マスコミの報道姿勢に関する議論も起きている。
2010/3/16 21:42
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