リオのカーニバル、7歳女児起用のチームは最下位
【サンパウロ綾村悟】ブラジルの夏を象徴する祭典「リオのカーニバル」で17日、優勝チーム(参加12チーム)が決定し、サンバチーム(エスコーラ)「ウニードス・ダ・チジュッカ」が優勝した。同チームの優勝は1936年の優勝から実に74年ぶりの快挙。優勝チームが発表されると、同チーム関係者は驚きとともに喜びを爆発させた。
優勝した「ウニードス・ダ・チジュッカ」は3600人のパレード参加者が“バミューダトライアングル”や“エリア51”などの世界の秘密を模したパレードを披露、さらに故マイケル・ジャクソンさんへのオマージュとしてマイケルさんのそっくりさんを起用するなど大きな注目を集めた。
また、7歳の女児を「サンバの女王」に起用して注目を集めた「ウニドス・ド・ビラドウロ」は最下位に終わり、来年度は下部リーグへの降格が決定した。
7歳のサンバクイーンに起用されたのは、ジュリア・リラさん。リラさんは同サンバチームの団長の娘でもあり、2歳の時からサンバを踊ってきた。
サンバクイーンは踊りの技術が必要とされる一方で、伝統的にセックスシンボルとしての一面も併せ持つ。そのため、人権擁護団体などが同市の家庭裁判所に女児の出場を禁止するように裁定を求める事態にまで発展した。
最終的に家庭裁判所は女児の出場を許可、女児の父親も「7歳児のダンスに興奮する男性は病院にいくべき」などと主張してリラさんは14日のパレードに出場したが、周りを取り巻く取材陣とカメラマンに取り囲まれて涙を流し、踊れなくなる場面もあった。
リオのカーニバルでは近年、出場チームが起用する踊り手の年齢が低年齢化しており、来年度はなんらかの対応も求められそうだ。
2010/2/18 22:45
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