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ブラジル高速鉄道、日本勢も応札へ

 【サンパウロ綾村悟】ブラジル政府は18日、高速鉄道の建設計画に関する入札手続を発表した。来年5月には落札企業が決定する見通し。

 ブラジルの高速鉄道は、サンパウロ市の近郊にある工業都市・カンピーナス市から2016年夏季オリンピックが開催されるリオデジャネイロまで約510キロを2時間で結ぶ。同区間は、航空機の発着便がブラジルで最も多い路線の一つでもあり、多数の乗客利用が見込まれる。料金は、利便性を含めた航空路線との競合などを計算して200レアル(日本円で約1万円)程度を予定。

 日本勢は三井物産、三菱重工などの企業連合が入札を予定、国土交通省も新幹線の安全性や技術力などの新幹線導入メリットを訴える書類を準備、日本勢の売り込みを支えている。

 高速鉄道の総工費は、ブラジル政府の試算によると約346億レアル(約1兆7500億円)。ブラジル政府側は、そのうち約210億レアルを融資する方向で動いており、残りは海外からの融資に頼る。そのため、入札を予定している日本、欧州、韓国勢は、各国政府からどれだけの融資を引き出せるかも鍵になっている。

 日本勢は、ブラジルがすでに日本の地上デジタル方式を採用するなど、同国政府への売り込み実績や新幹線の技術力などで有利だが、フランスやドイツ、韓国企業のブラジルでの存在感も見逃すことはできない。

 ブラジルへの新幹線売り込みが成功すれば、米州地域では初の成功例となるだけでなく、米国が導入を予定している高速鉄道の国際入札に向けても良い材料となりそうだ。

2009/12/20 21:39

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