北朝鮮が弔問団派遣へ―金元韓国大統領死去
金総書記、遺族宛てに弔電
【ソウル上田勇実】北朝鮮の朝鮮アジア太平洋平和委員会は19日、金大中・元韓国大統領の死去で弔問団を派遣すると明らかにした。
金元大統領の側近だった朴智元・民主党議員によると、同委員会は金大中平和センター宛ての電文で、「金正日総書記は特使弔意訪問団を派遣するようにして下さった」と明らかにした。
弔問団は朝鮮労働党の書記、部長をはじめ5人程度で構成され、特別機で西海岸の南北直行路を通じてソウル入りし、滞在は日帰りか1泊2日になるという。金総書記の花輪も持参してくる。
金元大統領は2000年6月に韓半島分断後初の南北首脳会談を実現させ、金総書記と会談するなど、2人の縁は深い。北朝鮮は01年、対北事業を手掛ける韓国大手財閥・現代グループの鄭周永会長が死去した際にも4人からなる弔問団を派遣している。
金元大統領の葬儀は国葬で、告別式は23日、ソウル市の国会議事堂前広場で行われることが決まった。北朝鮮弔問団の訪韓は告別式前になる見通しで、滞在期間中に南北当局間対話が実現する可能性もある。
一方、朝鮮中央通信によると、金総書記はこの日、遺族族宛てに弔電を送り、哀悼の意を表した。弔電は「(金元大統領が)民族の和解と統一の願いを実現する道に残した功績は、民族とともに長く伝えられるだろう」と、金大中氏を称えた。
2009/8/19 18:43