アロヨ比大統領、任期最後の施政方針演説
任期延長に含み残す
【マニラ27日福島純一】フィリピンのアロヨ大統領が27日、マニラ首都圏にある下院議事場で、任期最後となる9回目の施政方針演説を行った。
アロヨ大統領は演説で、米格付け会社のムーディーズがフィリピンの格付けを一段階引き上げたことなどを指摘し、経済政策の実績を改めて強調。また野党陣営が主張している改憲による任期延長に関しては、「私はこれまで任期延長の意思を表明したことはない」などと含みを残す説明に終始。改めて憶測を呼ぶ結果となった。
会場周辺では、数千人の警官隊が厳戒態勢を敷くなか、1万人近いデモ隊が集結しアロヨ大統領の早期退陣と改憲中止を求める集会を開催。路上でアロヨ大統領を模した張りぼてを燃やし気勢を上げた。今年も複数の上院議員と下院議員が施政方針演説への参加をボイコットし、一部の議員は抗議集会に加わった。
2009/7/28 8:20