イランが内乱回避で戦争引き起こす可能性―米軍
【ロサンゼルス19日宮城武文】カートライト米副統合参謀長がこのほど、米上院軍事委員会に書簡で明らかにしたところによると、大統領選の結果をめぐるデモや騒乱活動が激しくなっているイランで、同国のイスラム革命防衛隊は内部の不満の高まりをそらすために共通の外敵を作り、戦争を引き起こす“誤算”を犯す可能性があるという。
また、イランは2010年から15年までに核兵器能力を所有するとし、2009年後半までに所有するとのイスラエル情報機関の見方も紹介している。
同副統合参謀長によると、イランは短距離、長距離ミサイル、中距離弾道ミサイルなどの実験で成果を挙げており、今年初めの人工衛星打ち上げはミサイル技術の進展を示すものだとしている。米国への領土への直接的脅威をもたらすものではないが、中東における米国の友好国、パートナーに対する脅威となっていると警告している。
さらに、イランはアフガニスタン、レバノン、パレスチナ自治区、アフリカ、南米でイランの影響下にある勢力を作り上げ、米国への脅威をもたらしているとも指摘している。
同副統合参謀長によると、イランの外交政策におけるイスラム革命防衛隊の影響力が強まり、「イラン外交政策の軍事化」が行われているという。イランの内部の不満の高まりを解消するために、外部に共通の敵を作り出し、国内の団結を図る試みが行われているとしている。
2009/7/20 22:02