ハタミ前大統領、大統領選後の当局の対応を批判−イラン
【カイロ2日鈴木眞吉】イランのハタミ前大統領は1日、先月12日のイラン大統領選後の抗議活動への当局の対応を批判した。ロイター通信などが2日、報じた。
ハタミ氏は声明で、護憲評議会が29日にアハマディネジャド大統領の当選を承認したことに対し、「国民と民主主義に対するクーデターだ」と指摘、選挙結果を認めない立場を明確にした。さらに「(当局による)選挙結果発表と抗議活動への対応からして、国民に次回選挙への参加を促すことはできない」と述べ、当局による抗議者大量逮捕と、逮捕後の取り扱いについても厳しく批判した。
ハタミ氏は、1997年から2005年まで大統領を務めており、今回の大統領選では改革派のムサビ元首相を支持していた。
ムサビ氏も1日、自身のウェブサイトで、当選とされたアハマディネジャド氏には「正当性がない」と言明、どこまでも再選挙の実施を求めていく姿勢を強調した。もう一人の改革派候補のカルビ元国会議長もこれに先立ち、アハマディネジャド政権の正当性を否定、「あらゆる手段を尽くして闘争を続行する」と決意を表明していた。
大物改革派3人がそろって、最高指導者ハメネイ師とアハマディネジャド氏と対決する姿勢を明確にしたことになる。
2009/7/2 21:07