米大統領選、投票始まる
5日昼にも大勢判明
【ワシントン4日早川俊行】米大統領選は4日午前(日本時間同日夜)、東部諸州を皮切りに投票が始まった。米史上初の黒人大統領を目指す民主党のバラク・オバマ上院議員(47)が、共和党のジョン・マケイン上院議員(72)に対して優位を保ったまま、投票日を迎えた。即日開票され、大勢は深夜(日本時間5日昼ごろ)にも判明する見通しだ。
注目されるのは、時差の関係で開票作業が早く始まる東海岸側の激戦州の動向。勝敗の行方を左右するフロリダ、オハイオ、ペンシルベニア、バージニア、ノースカロライナの各州は、午後8時までに投票が締め切られる。これらの州でオバマ氏が勝利を積み重ねれば、当選に向けて大きく前進する。
政治情報サイト、リアル・クリア・ポリティクスが集計した4日未明時点の主要世論調査の平均支持率は、オバマ氏が51・6%で、マケイン氏は44・3%。
大統領選は全米50州と首都ワシントンの選挙人合計538人のうち、過半数の270人以上を獲得した候補が当選となる。ブッシュ大統領の選挙ブレーンだったカール・ローブ氏は3日に発表した分析で、オバマ氏の選挙人獲得数は338人、マケイン氏は200人と予想した。
投票日前日の3日、オバマ、マケイン両氏とも精力的に「最後の訴え」を行った。フロリダ、ノースカロライナ、バージニアの3州を遊説したオバマ氏は、「最後の瞬間まで気を緩めるわけにはいかない。われわれは明日から米国を変革する」と強調。締めくくりとなるバージニア州での集会には約9万人が詰め掛けた。
一方、マケイン氏はフロリダ、ペンシルベニアなど7州を1日で訪問。「希望を捨ててはいけない。この国の新しい方向のために戦おう」と訴え、最後まであきらめない姿勢を前面に出した。
大統領選と同時に連邦議会の上下両院選挙も実施される。多数党の民主党が議席を伸ばし、引き続き両院を支配する見通し。
2008/11/4 20:08