両候補、選挙戦最後の日曜日―米大統領選
余裕を見せるオバマ候補―4日投票
【ニューヨーク3日内藤毅】8年間にわたったブッシュ政権後の米国の行方を決める米大統領選の投票が4日に行われる。選挙戦最後の日曜日となった2日、支持率で優勢に立つ民主党のバラク・オバマ上院議員(47)が集会で勝利への確信を見せる一方、共和党のジョン・マケイン上院議員(72)は選挙当日午前1時まで遊説継続を予定。粘り強い攻勢を仕掛けている。
オバマ氏はこの日、選挙キャンペーンをオハイオ州のみに限り、人口の多いコロンバスとクリーブランド、シンシナティで演説を行った。クリーブランドの集会では、支持者ら8万人が集まり、国民的ロック歌手ブルース・スプリングスティーンさんらがオバマ氏への期待を訴えた。
コロンバスの集会では、支持者らを前に、「一瞬でも大統領選は終わったと思ってはいけない」と手綱を引き締めたオバマ氏。しかし、クリーブランドでは「米国を変える日まで2日を残すばかり」と語り、「(支持者の)顔は輝き始め、微笑を浮かべるようになった…皆さんは選挙に勝利できるのではないかと思い始めているのではないか」と余裕の表情を見せた。
一方、マケイン氏はこの日、3つの東部激戦州を駆け足で訪問した。同氏は、ペンシルベニア州での集会を終えた後、ニューハンプシャー州入り。同州のピーターボローで最後のタウンホール・ミーティング(市民集会)を行い、会場を埋め尽くした共和党支持者らに、「ニューハンプシャー州の皆さん、私にもう一つの任務を与えて欲しい」と訴え掛けた。
この集会では、顕著だった強烈なオバマ氏への批判は影を潜め、参加者からの質問の途中で冗談が飛び出すなど、終始リラックスした様子。連日の緊張した雰囲気はなかった。
しかし、その後、フロリダ州マイアミの深夜集会に向け移動。選挙戦最終日の3日は、1日で8州を巡り、日付が替わった午前1時までキャンペーンを続けるハードスケジュールとなる。フロリダとノースカロライナ、バージニアの3州を訪問する予定のみのオバマ氏とは対照的だ。
ピュー・リサーチ・センターが2日に発表した最終世論調査では、オバマ上院議員の支持率は52%。一方のマケイン上院議員は46%と6%の差が空いている。また、ギャラップ社の最新世論調査でもオバマ氏支持55%、マケイン氏が支持率44%となっている。ただ、ゾグビー社の調査では、マケイン氏が一時的に48%対47%で1ポイントのリードを奪っており、流れがまだまだ流動的であることも否めない。
4日投票された選挙は即日に開票。同日深夜(日本時間5日昼)には結果が明らかになる。
2008/11/3 20:30