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不正許さぬ根っからの闘士―ペイリン米アラスカ州知事

共和党副大統領候補の横顔

 【ニューヨーク31日内藤毅】大方の予測を裏切り、米共和党の副大統領候補として白羽の矢が立てられたアラスカ州のサラ・ペイリン知事。オハイオでの「お披露目演説」では、自身を「ホッケー・ママ」と紹介したが、地元では、地方政治特有の利権体質と戦う「闘士」として州民からの支持を集めている。

 政治家としてペイリン氏の経歴は短い。地元ワシラ市での市議会議員1期、同市長2期。2002年から州原油ガス管理委員会の委員長。06年に元共和党員で無所属のハルクロ氏を破り、州知事になる。その期間はわずか16年弱に過ぎない。しかも、州知事になってまだ1年と8カ月と、任期の半分にも達していない。

 民主党・オバマ氏の陣営は「外交経験ゼロ、小さな市の元市長が何を出来る」とのネガティブ・キャンペーンを張っているが、ペイリン氏の実績を知るアラスカ州民は、「ペイリン知事の2年間は、(2期を全うした)8年分の仕事を果たしている」と評価する。ワシラ市長時代から、原油・エネルギー企業との癒着がひどい州政治に挑戦。相手が自党・共和党の大物議員であっても、ためらいなく噛み付いていく。

 また、こうした議員が画策した無用な橋の建設など、連邦政府による公共事業を拒否。逆に、不当に安く抑えられていた石油関連企業への税制を改めるなど、「弱きを助け強きをくじく」やり方は、州民から喝采を受けている。その一方で、保守本流としての価値観は固持。熱心なキリスト教保守。人工中絶に反対する「プロライフ」派であり、全米ライフル協会の永世会員など。

 1964年、アイダホ州生まれ。両親は学校教師。漁師で石油企業に勤務する夫トッドさんとの間に5人の子供を持つ。

2008/8/31 18:51

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