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安保問題に詳しい一匹狼―マケイン米上院議員

共和党大統領候補の横顔

 【セントポール(米ミネソタ州)31日早川俊行】米共和党大会で大統領候補に正式指名されるジョン・マケイン上院議員は、5年半に及ぶ捕虜生活に耐えた「ベトナム戦争の英雄」であり、政治家としては党派にとらわれない「一匹狼(おおかみ)」として知られる。

 8月29日で72歳になった。11月の本選に勝利すれば、就任時最高齢の大統領となる。民主党候補のバラク・オバマ上院議員のような華やかさはないものの、豊富な経験に裏打ちされた安定感と外交・安全保障問題に精通していることが最大の強みだ。

 昨年の今ごろは支持率低迷と資金難に直面し、マケイン氏が共和党候補になると予測する者は皆無だった。だが、同氏が一貫して支持してきたイラクへの米軍増派戦略が成果を上げると、「逆風でもぶれない」との評価が高まり、混戦の党候補指名争いを勝ち抜く原動力となった。

 6月まではオバマ氏の勢いの前に押され気味だったが、徹底した「オバマ批判」を繰り返す戦術が奏功し、巻き返した。ブッシュ政権の不人気、経済の低迷など共和党に不利な条件が揃っていることを考慮すれば、健闘しているといえるだろう。

 グルジア紛争ではロシアの軍事行動を「侵略」と非難する声明をいち早く発表し、「最高司令官」に必要な国際感覚を備えていることを改めて証明した。

 1936年、パナマ生まれ。祖父、父とも海軍提督という「海軍一家」に育ち、80年に現在のシンディ夫人と再婚した。

2008/8/31 17:45

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