8年ぶりホワイトハウス奪回へ結束呼び掛け―米民主党大会が開幕
【デンバー(コロラド州)25日早川俊行】8年ぶりのホワイトハウス奪回を目指す米民主党の全国党大会が25日午後(日本時間26日朝)、コロラド州デンバーのペプシセンターで開幕した。大会初日に登壇したナンシー・ペロシ下院議長やバラク・オバマ上院議員(47)のミシェル夫人らは、イラク戦争やエネルギー問題など困難な課題に直面する米国を正しい方向に導く新たな指導者はオバマ氏であると訴え、11月の本選勝利に向けて党内の結束を呼び掛けた。
大会は4日間の日程で行われ、オバマ氏とジョゼフ・バイデン上院外交委員長(65)を正副大統領候補に正式指名する。バイデン氏は大会3日目の27日夜にスピーチし、オバマ氏は28日夜に7万5000人収容の屋外競技場インベスコ・フィールドで指名受諾演説を行う。黒人が米主要政党の大統領候補に選出されるのは初めて。
大会初日はペロシ氏、ミシェル夫人のほか、ジミー・カーター元大統領、ハワード・ディーン全国委員長ら民主党の有力者が次々に登壇。脳腫瘍(しゅよう)で療養していたエドワード・ケネディ上院議員も演説した。ペロシ氏は、共和党候補指名が確定しているジョン・マケイン上院議員(71)について、「共和党は経験が豊富だと言っているが、過ちの経験ばかりだ」と攻撃した。
また、元共和党下院議員でありながらオバマ氏支持を表明しているジム・リーチ氏も演説し、「ここ10年足らずで世界における米国の政治、経済的立場は衰退した」と、名指しは避けながらもブッシュ政権の失政を暗に批判。危機的状況に対処するには党派を超えた協力が不可欠であるとの考えを示した。
初日のメーンスピーカーを務めたミシェル夫人は、オバマ氏の経歴や人となりを紹介するとともに、「私は2人の娘の母親だが、子供たちの未来は今度の大統領選の結果にかかっている」と強調し、オバマ氏への支持を求めた。
大会2日目の26日は、オバマ氏とし烈な党候補指名争いを繰り広げたヒラリー・クリントン上院議員が登壇する。党内には依然、オバマ氏の指名獲得を快く思っていないクリントン氏の支持者が存在するため、大会を通じて党内融和を図ることが本選勝利の重要なカギとなる。
2008/8/26 16:26