米民主党大会=外交通も対北では融和派―バイデン上院議員
党副大統領候補の横顔
【デンバー23日早川俊行】米民主党の副大統領候補に選ばれたジョセフ・バイデン上院外交委員長は、国際情勢に精通した党の重鎮で、外交・安全保障分野での経験不足が指摘されるバラク・オバマ上院議員の弱点を補う役割を期待されている。
オバマ政権が誕生すれば、バイデン氏は同問題で政権内の主導権を握るとみられ、現在のチェイニー副大統領のように米国の対外政策に大きな影響を及ぼす存在になる可能性が高い。
北朝鮮問題では、ヒル国務次官補が主導する対話路線を支持。オバマ政権はバイデン氏の主張に基づき対北融和政策を継続・強化するのは確実で、拉致問題の解決を目指す日本は厳しい局面に立たされることも考えられる。
1972年に29歳の若さで上院議員に初当選。だが、その直後に妻と娘を交通事故で失うという悲劇に見舞われる。生き残った2人の息子の面倒を見ながら議員活動を続けるため、選挙区のデラウェア州からワシントンまで電車で90分かけて通勤。現在も電車通勤を続けている。
父親が自動車のセールスマンという中間層の家庭に生まれ育ったことから、白人労働者層に人気がある。激戦州のペンシルベニア州生まれであることもオバマ氏にとって心強い要素だ。
1942年生まれ。上院議員6期目。77年に現在のジル夫人と再婚。今回の大統領選に出馬したが、民主党候補指名争いの初戦アイオワ州党員集会で惨敗し、撤退した。カトリック教徒。
2008/8/24 11:10