首都圏決戦、オバマ氏が3戦全勝―米大統領選
代議員数でもクリントン氏を逆転
【ワシントン12日早川俊行】米大統領選の党候補指名争いは12日、首都ワシントン(コロンビア特別区)と隣接するバージニア、メリーランド両州で予備選が実施され、民主党はバラク・オバマ上院議員(46)が3戦全勝を果たした。これでオバマ氏は、5日のスーパーチューズデー後に行われた予備選・党員集会で7連勝。特別代議員を含めた代議員獲得数でも、ライバルのヒラリー・クリントン上院議員(60)を逆転した。
オバマ氏は「首都圏決戦」となった3つの予備選すべてで、クリントン氏に圧勝。黒人人口が2割に満たないバージニア州でも投票総数の64%を獲得し、白人層にも支持を広げていることを印象付けた。
同日夜、来週の予備選の舞台となるウィスコンシン州で演説したオバマ氏は、「今日、われわれが求める変革が首都圏を席巻した。この勢いはワシントンで変革が起きるまで止まらない」と勝利宣言した。
オバマ氏は今回の勝利で指名獲得へ大きく前進したが、代議員数が過半数の2025人に到達するにはさらに勝利を重ねなければならず、クリントン氏とのし烈な争いはまだ続く見通しだ。
今後の焦点となるのは、テキサス、オハイオ、バーモント、ロードアイランドの4州で予備選が行われる3月4日の「ミニ・チューズデー」。クリントン氏はオバマ氏の勢いに押されているが、ヒスパニック(中南米系)が人口の3分の1以上を占める大票田のテキサス州などで巻き返しを狙う。
一方、共和党は、指名獲得が確実なジョン・マケイン上院議員(71)が3つの予備選すべてで勝利を収めた。ただ、CNNテレビの出口調査によると、バージニア州では保守層の55%、キリスト教福音派の66%がマイク・ハッカビー前アーカンソー州知事(52)に投票。同党の支持基盤である保守勢力は依然、内政面でリベラルなマケイン氏に根強い不信感を抱いていることが浮き彫りになった。
2008/2/13 17:30